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テストで良い点数を取るための大切な習慣。家庭学習は時間を意識して取り組もう!【発達障害】。

テストで良い点数を取るために大切なこと

はじめまして。小4の娘のことでご相談があります。テストになると普段できている問題ができなくなってしまうんです。時間が足りなくていつも力を発揮できません。

お母さん(小4女子)

ちひろ先生

はじめまして。娘さん、いつもできている問題が、テストではできなくなってしまうんですね。原因は時間が足りないということですね。家庭での学習は時間を意識して取り組んでいますか?
そうですね・・・、娘はどちらかというとマイペースな性格で、家での勉強も時間はあまり意識していないと思います。宿題ものんびりやっている感じですね。

お母さん(小4女子)

ちひろ先生

自分のベースで学習することは大切ですよね。ただ、これから徐々にテスト内容も難しくなるので、日頃から時間も気にしながら勉強することが大切です。テストは必ず時間が限られていますから。
そうですよね。「テストで時間が足りなかったから点数が取れない」は言い訳になりませんからね。でも、娘は時間を意識することが少し苦手ですね。

お母さん(小4女子)

ちひろ先生

それでは、娘さんが時間を意識して取り組める効果的な方法をご紹介しますね。

小4女子お母さんのお悩み「テストだと時間が足りなくて、普段できる問題を間違えてしまう」

小4女子お母さんのお悩み
テストになると時間が足りなくなってしまい、いつもできる問題でも間違えてしまう。テストが最後まで終わらない。

  • 家庭学習は時間を気にせずのんびりやっている
  • 子どもの性格はマイペースで、時間を意識することが苦手

子どもがテストで良い点数を取れない原因はいくつか考えられます。

もともと苦手教科のため分かっていないことが多いとか、勉強不足だから答えられないとか、緊張してしまってミスしてしまうとか、うっかりミスしてしまったとか、これ以外にもいくつか挙げられます。

その中で、子どもがテストで点数が取れない理由として「時間が足りなくて最後までできなかった」こともよく見られます。

時間が足りないということは、問題を解くスピードが遅いともいえます。

この問題を解くスピードが速くなると一問一問にかける時間を短縮できるので、テストも最後まで終わらせることができ見直しの時間もとれるはずです。

でも、この問題を解くスピードはすぐに簡単に身に付くものではありません。

問題を解くスピードを速くするためには繰り返し繰り返しの勉強が必要ですが、もう一つ大切なことがあります。

それは、「普段の家庭学習から時間を意識して取り組む」ことです。

問題を解くスピードが遅い子どもは、普段の学習や宿題をあまり時間は気にせずのんびりやっている傾向があります。

普段の家庭の学習において、常に時間を意識しながら取り組むことを継続すると、時間配分を考える習慣が身に付いて徐々に問題を解くスピードが上がってきます。

小学校高学年の子どもや中学生・高校生で、毎回テスト(試験)で高得点を取る子どもたちは、テストが始まると瞬時にどの問題にどの程度時間をかけるかを見極めてから取り掛かります。

この時間の見極め(時間配分)ができるようになると、テストで点数が取れるようになります。

テストを受ける時に、時間を気にせずのんびりゆっくりと解いていては、誰でも最後まで終わらせることは難しくなりますよね。

では、どのようにしたら子どもが時間を気にして取り組む・時間配分を考えて学習できるようになるのでしょうか。

時間を意識することが苦手な子どもにとって、時間配分を考えて学習する・テストを受けることは決して簡単なことはありません。

このような子どもには、時間を意識する習慣が身に付くまでは親御さんのサポートがあるとより効果的です。

次の項目から効果的なサポート方法について一つ一つご案内していきます。

子供が時間を意識して学習できる効果的なサポート方法

時間やタイマーを勉強机の上に置いて学習をはじめること

時計がなければ、時間を意識して学習することはできません。

勉強机の上や勉強する場所には、時間を意識できるように時計を置いておきましょう。タイマーをセットして勉強を始めることも効果的な方法です。

タイマーは時間のセットが簡単で、その時間がくると大きな音で知らせてくれるので効果的で使いやすいと思います。

時間がきても気づかなかったり、タイマーでセットした時間がきても消してしまって勉強に集中している時は、親御さんからお子さんに時間がきたことを伝えて、ここまでの学習の進捗具合を一緒に確認しましょう。

一度、ここまでの進捗具合について子どもと話し合って、仕切り直して次の学習に向かわせることが大切です。

親御さんが子どもと一緒に学習計画を立ててから勉強を始める

マイペースな子どもや時間を気にすることが苦手な子どもにとって、自分で学習の見通しを立てたり、計画して勉強することは難しいことがあります。

自分で時間を意識することが難しい子どもには、親御さんが横についてお子さんが時間を意識できるようにサポートして下さい。

例えば、「この教科を20分で終わらせようね。」とか、「この30問を15分で解いてみよう。」とか最初に計画を立てて、時間を意識しながら勉強することが大切です。

徐々に子どもが自分で時間を意識できるようになってきたら、親御さんはサポートを少しずつ減らしていくと良いでしょう。

課題(宿題)や問題を小分けしてそれぞれ時間を設定する(計画を立てる)

比較的大きな視点で計画を立てると上手くいかない場合があります。

このようなお子さんの場合は、親御さんが様子をみながら再度計画を立て直す必要があります。

例えば、「この教科のここまでを10分でやってみようね。」とか「30問のうちここまでの10問を5分でやってみようね。」といった感じです。

子どもの様子を確認しながら、課題をできるだけ小分けにしてあげると、子どもは時間配分がしやすくなったり見通しが立てやすくなったりします。

子供が時間を意識して学習できる効果的なサポート方法(まとめ)

テストで良い点数を取るために「子どもが時間を意識して学習できる効果的なサポート方法(まとめ)」
  1. 時間やタイマーを勉強机の上に置いて目標時間をセットしてから学習を始める。
  2. 親御さんが子どもと一緒にその日の学習計画を立てる。
  3. 大きな計画で難しければ、課題をできるだけ小分けにして時間設定する(計画を立てる)。
  4. 時間に気づかずに勉強を続けていたら、親御さんが時間がきたことを子どもに伝える。
  5. 時間がきたら親御さんが子どもと一緒に進捗具合を確認する。
  6. 課題が計画どおり終わっていなければ、その原因を確認して一度仕切り直して学習に向かわせる。

親御さんが効果的なサポート方法を試しても時間の意識が改善できなかったら【ADHD、自閉症スペクトラム】?

ちひろ先生

これまでご紹介した子どもが時間を意識して学習できる効果的な方法を試したのに、それでもお子さんに改善が見られない場合、もしかしたらADHDや自閉症スペクトラムなどの可能性(傾向が強いこと)も考えられますね。
ADHD(注意欠陥多動性障害、注意欠如多動症)とは?
ADHDとは、発達障害の中の一つの種類のことで、「不注意」、「多動性」、「衝動性」の3つの特徴があります。これらの特徴は自分自身でうまくコントロールできず、そのことで周囲に理解されないことがあります。
自閉症スペクトラムとは?
自閉症スペクトラムとは、発達障害の種類の一つで対人関係の難しさやこだわりの強さ、感覚の特徴などがあります。臨機応変に考えや行動を変えることが難しく、人と共感しにくいこともあり、集団生活でつまずきやすいという一面があります。

今回ご説明した「子供が時間を意識して学習できる効果的なサポート方法」を実践しても、それでも上手くいかない場合は発達障害(ADHDや自閉症スペクトラムなど)の可能性があることも考えられます。

ご不安やお悩みを抱えていらっしゃるなら、お住まいの都道府県・指定都市の発達障害者支援センターや専門の医療機関などに相談することができます。

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