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発達障害の子供の小学校入学・就学の相談先や支援体制、就学までのスケジュール・流れ。

小学校入学(就学)相談・支援・流れ

ちひろ先生

園から小学校に変わるとお子さんの生活環境は大きく変わります。この時期は特に、発達障害のあるお子さんを持つ親御さんはいろんな不安やお悩みを抱えていらっしゃると思います。

今回のテーマは、発達障害のある子どもの就学についての相談先や支援体制、就学までのスケジュールについてです。

発達障害のあるお子さんの就学先を検討する時期がくると、親御さんにはいろんな不安や疑問などが出てくると思います。

この記事によって、発達障害のあるお子さんを持つ親御さんのお悩みが少しでも解消できればと思っております。



はじめに

親御さんが発達障害のあるお子さんの就学(小学校入学)を検討するとき、どの就学先(小学校)を選んだら良いか、子どもに一番合う就学先はどこか、子どもの就学先について相談する場所はあるか、それまで受けてきた支援を継続して受けられるかなど不安や疑問、お悩みがいくつも出てくると思います。

発達障害のお子さんの小学校選びは、お子さんの人生を大きく左右するとても大切なことです。

小学校(就学先)選びの大切なポイントについてはこのサイト内で詳しくご案内しています。詳細を知りたい方はこちら👇をご覧下さい。

特別支援学校発達障害、グレーゾーンの子供の保育園・幼稚園・小学校選びで大切なこと。就学先の種類も解説。

悩みや疑問が解消されないまま時だけが経ってしまい、気づいたら小学校入学まであとわずかとなってしまったとか、よく分からないから取り敢えず地元の小学校に入学するといったケースもよくあります。

これは、発達障害のあるお子さんに合う小学校の選び方が分からないということもあると思いますが、親御さんがお子さんの就学についてどこに相談したら良いかわからないことが一番の理由だと思います。

実は親身になって相談に乗ってくれる先はいくつかあります。

おすすめしたい相談先は、通っている園や市区町村の教育委員会が行う就学相談です。

保育園・幼稚園の先生に相談する

発達障害のあるお子さんのことをよく分かっているのは、お子さんが通っている保育園や幼稚園(保育士や先生)です。

園で受けていた支援をスムーズに引継ぎして同じような支援が受けられる小学校を選ぶことが大切なので、この点について園に相談するのが一番お子さんのためになります。

保育園や幼稚園の先生たちは、過去卒業した発達障害のある子どもの就学相談の経験がありますので、お子さんに合う就学先を教えてくれるはずです。

また、地域(近隣)の小学校であれば入学前に連携をとって、お子さんの特性や支援などの情報を事前に共有しておいてくれます。

保育園や幼稚園は最も身近な良き相談相手です。

市区町村の教育委員会に相談する(就学相談)

就学先にはどのような種類があるか、お住まいの近くのお子さんに合う就学先はあるか、あるならどこが良いかなどの疑問を解決してくれるのが「就学相談」です。

就学相談は、市区町村の教育委員会(就学支援委員会)が実施しています。

就学相談は、最初に専門の相談員が面談してくれます。その際に希望の就学先について話し合い必要な情報を教えてくれます。また、お子さんの発達検査や行動観察も行ってくれます。

この就学相談を踏まえて、就学支援委員会からお子さんの就学先や必要な支援についてアドバイスをもらうことができます。

都道府県の就学支援体制(引き継ぎ会、連絡会)

一部の都道府県では、発達障害のある子どもの就学に合わせて、「引き継ぎ会」や「連絡会」という取り組みを実施しています。

都道府県が市区町村と連携を取りながら、発達障害のあるお子さんを持つ親御さんの就学のサポートをしてくれます。

保育園や幼稚園の先生が、お子さんの園の様子や行ってきた支援のことを就学支援シートに記入して就学先の担当者に渡したり、お子さんについて話し合ったりします。

これらの体制については、親御さんの同意や協力が必要になるため親御さんは事前にこのような制度があることを知っておくことが必要です。

就学(小学校入学)までのスケジュール・流れ

就学までのスケジュールは以下のとおりです。

4月から6月頃
就学までの流れの理解
就学までのスケジュールを理解しておく必要があります。事前に近隣の学校を調べたり、ホームページを確認したりして情報収集しておくと良いです。
7月から9月頃
就学相談・希望就学先の見学
市区町村の教育委員会(就学支援委員会)が実施する就学相談を受けます。就学先について具体的に相談に乗ってくれます。また、希望する就学先の学校公開日を利用して学校見学に行きましょう。
10月から11月頃
就学先を選択
学校説明会(学校公開日と同時に行っている学校が多い)に参加します。また、健康診断や知能検査、面接などを受けます。この時期に学校を選択することになります。
12月から1月頃
就学通知の受取
就学通知が親御さんに届きます。親御さんは通知の内容を確認して、署名して返信します。親御さんやお子さんの希望と合わなかった場合は、引き続き就学相談を受けながら調整します。
翌年4月
入学
晴れてお子さんに合う学校に入学し学校生活がスタートします。

就学先の変更について

苦労してお子さんの就学先を見つけて通いだしたのに、お子さんが就学先の環境に合わなかったり、お子さんの状態が変化してその学校に合わなくなってしまうことがあります。

このように、選択した当時はお子さんにとって一番合う就学先であっても、学校生活が始まると適切な就学先ではなくなりお子さんのストレス源になってしまうことすらあります。

この場合は、まずは現在の就学先での支援や対応の仕方を変更してもらうか、それでもお子さんに合わなければ就学先の変更も検討しなければいけません。

そのため、日頃から学校や担任の先生と密に連携をとることが大切です。

また就学後も、継続して教育委員会に相談する機会を設けてもらいましょう。

まとめ

ちひろ先生

発達障害のあるお子さんの就学先の決定には時間がかかります。早め早めに動きましょう。

発達障害のある子どもを持つ親御さんがどこにも相談できず、気づいたらお子さんに合う就学先を選択できないケースはよくあります。

お子さんの就学先を決めることはとても重要なことです。

就学までのスケジュールをご覧いただいてお分かりのように、就学先の決定まで意外と時間がかかります。

お子さんに一番合う就学先を選ぶために、一人で悩まずに園や就学相談を積極的に活用しましょう。

相談することで悩みも解決でき、きっとお子さんに合う学校が見つかるはずです。

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