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中学生の勉強お悩み。学校の授業についていけなくなった時の対策やサポート方法【発達障害】。

中学校授業

こんにちは。中学1年生の娘のことですが、授業についていけなくなってしまったようです。特に数学や英語が分からないと言って本人も困っています。

お母さん(中1女子)

ちひろ先生

こんにちは。中学1年生の娘さん、授業についていけなくなってしまったのですね。数学や英語は中1でつまずいてしまうとこれから少し心配です。
そうなんですよ。もうすぐ2年生になるのに、これでは心配です。何か良い対策や母親の私にできることはありますか?

お母さん(中1女子)

ちひろ先生

そうですね。まだ中1ですから焦ることはありません。これからご説明するサポート方法で対策していけば、きっとお子さんまた授業が分かるようになりますよ。



中1女子お母さんのお悩み「娘が中学校の授業についていけなくなってしまった」

中1女子お母さんのお悩み
中学1年の娘が学校の授業についていけなくなってしまった。

  • 授業についていけなくなってしまい娘本人も悩んでいる。
  • 特に数学や英語が分からなくなってしまった。

中学校に入ると小学校よりも学習内容は難しくなります。また、授業の進み方も少しずつ早くなってきます。

そのため、勉強の習慣がついていない子どもは、中学の勉強でつまずきやすくなります。

今回の相談のケースでは、数学や英語が苦手になってしまったということですが、数学や英語はどこかの単元が分からなくなると、その後の学習がどんどん理解できなくなってしまう可能性があります。

数学や英語は積み重ねが大切な教科だからです。

早めに対策をしていかなければ、中2になってからますます分からなくなってしまいます。

もしもつまずいてしまったら、最初にどこにつまずいているかを把握することが大切になります。

また、ただ単に勉強不足なのか、授業に集中できない何か他の理由があるのか、親御さんは一度しっかりとお子さんと話し合うことが必要です。

以下が、話し合いの中で一緒に確認すべきところです。

  1. 中学校の教科書を使いながら、前へ前へさかのぼって一つ一つ確認していく。
  2. 小学校の範囲が理解できていない場合もある(例えば、算数なら分数や小数、文字式など)。
  3. 友達関係に悩み事はないか。
  4. 担任や他の教師との関係に悩み事はないか。
  5. 学校生活や部活動に悩みを抱えていないか。
  6. 学校以外の生活面、習い事等で悩みを抱えていないか。

この時、無理に聞き出そうとすることはあまりよくありません。

話し合いは、お子さんの様子を見ながら、お子さんが話しやすい雰囲気や環境の中で、お子さんが話しやすそうな時間に丁寧にすすめていきましょう。

つまずきの原因が③~⑥の場合、勉強よりも大切なことなので慎重に対処しなければなりません。お子さんを尊重しながら、その内容によっては学校に相談することも対処方法の一つです。

主に③~⑤が原因で不登校に発展してしまうケースもあります。

また①や②が原因の場合、親御さんがお子さんと一緒に解決できれば良いですが、自分たちでは克服することが難しいこともあります。

この場合におすすめなのは、「無学年方式」を採用している通信教材です。

「無学年方式」なら学年に関係なく好きな箇所にさかのぼって勉強することができます。例えば、中学1年生が小学校5年生にさかのぼって復習することも可能です。

また、タブレット通信教育で学習するとお子さんのつまずいている箇所、苦手箇所がすぐに分かります。

授業についていけない子どもが塾を選ぶとかえって逆効果になってしまいます。

無学年方式のタブレット通信教育すららについては当サイトで詳しくご案内しています。詳細を知りたい方はこちら👇をご覧下さい。

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すららは、子どもが楽しみながら勉強できる通信教材です。

(不登校の子どもがすららで学習して、要件を満たした場合は出席扱いになります。)

学校の授業についていけなくなった子供に言ってはいけない・やってはいけないこと

授業内容は学年が上がるごとに徐々に難しくなっていきます。

子どもは誰でも分からない箇所がでてきたり、解けない問題がでてくることはあります。

子どもによっては、努力しているつもりなのになかなか理解できない、部活動など学校生活が忙しくて勉強が手につかない、学習に集中できなくて焦っているなどの問題を抱えていることがあります。

このような場合に、「もっとちゃんと勉強しなさい。」とか「努力が足りないから理解できない。」とか「授業中ちゃんと集中して聞きなさい。」といった言葉をかけることは良くありません。

このような言葉をかけると、子どもはやる気をなくしてしまったり、自己否定感を強めてしまうこともあります。

また、苦手箇所を何度も無理矢理勉強させることも避けるべきです。

苦手なところを無理に勉強させると、苦手を克服するどころかかえって苦手意識を助長して、ますます苦手になってしまうこともあります。

「もっとしっかり勉強しなさい。」という声掛けや無理やり苦手箇所を勉強させることはしないで、子どもが自分からすすんで勉強する環境を作ってあげることが大切です。

中学校の授業についていけなくなってしまった子供へのサポート・支援方法

つまずきの原因となる箇所を見つけて学習し直す

これは、先ほどご説明した項目のとおりです。

苦手教科を克服する方法・苦手な単元をなくす方法の近道は、つまずいている箇所を見つけて復習し直すことです。

数学や英語は、前に学習した項目(分野)や前の学年で学んだ箇所の理解ができていなければ新たな箇所の学習はスムーズに進められなくなります。

場合によっては、小学生で学習した箇所の復習が必要になることもあります。

子供の得意な方法で勉強する

勉強を進めていく中で、なかなか理解できない教科や単元があります。

理解できない・分からないからやっても仕方がないで終わってしまうと前に進めなくなります。

こんな時には、お子さんの特性を見直してみると良いと思います。例えば、理解よりも暗記が得意という子どももたくさんいます。

暗記が得意・強いことはその子にとって大きな武器になります。

数学が苦手なら、公式や基本的な解き方を暗記して、公式にしっかり当てはめながら解いていきます。そして、基本的な問題や類題を解くことを繰り返してその単元を身に付けていきます。

英語が苦手なら、まずは文法よりも語彙(単語)から暗記していく、覚えた単語が増えれば増えるほど英語力は上がってきます。

英語は暗記の要素が強い科目です。

歴史の場合は、出来事を時系列(年表)に並べて年号から暗記していくと良いと思います。年号を暗記しながらその出来事も学んでいくと徐々に知識がついてきます。

暗記が得意の子どもの場合、理解よりも機械的に暗記する傾向があります。

まずはこの方法で良いので、子どもが得意な方法で勉強を進めていくと効果的です。

スモールステップに分けて勉強する

苦手教科を勉強する時に、一気にたくさんのことを時間をかけて勉強することはおすすめできません。

子どもは、苦手な教科や単元を勉強することはストレスを感じます。

たくさん頑張って勉強することは立派ですが、長続きしなくなる可能性があります。課題を小さく区切りながら少しずつ取り組みましょう。

小さな達成感を積み重ねていくと、苦手教科が徐々に理解できるようになり勉強が楽しくなってきます。

短い期間ごとに具体的な目標や計画を立てる(学習習慣を身に付ける)

計画を立てて勉強することが苦手な子どもは多いです。

でも、苦手教科を克服するために、目標を持つは良いことです。

計画を立てることが苦手な子どもの場合、親御さんが一緒に計画を立てるサポートをしてあげましょう。

計画は長期的ではなく、例えば1週間程度の短期的な期間ごとに目標や計画を立てて取り組むと良いですね。

目標が達成できたらすぐに褒める、達成できなくても「今回は上手く進まなかったけど、次の1週間は頑張ろうね。」などと声を掛けてあげて下さい。

このように定期的に短い期間の目標や計画を立てて取り組んでいくと、そのうち学習の習慣が身に付いていきます

タブレット学習や電卓などを取り入れる

学校の授業についていけなくなった子どもは、勉強自体が嫌になってしまっていることも考えられます。

勉強が嫌な子どもは、教科書やテキストを開いて鉛筆を持って問題を解くといった学習に抵抗を感じる場合があります。

このような子どもにはタブレット学習がおすすめです。

すららなどのタブレット学習教材は、子どもが集中して勉強に取り組めるように研究されています。

タブレット学習は、たくさんのアニメーションやキャラクター、イラストなどがでてきて分かりやすく教えてくれるので、子供は勉強しているというよりもゲームをしているような感覚で学習することができます。

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また、電卓を取り入れることも学習方法の一つとしておすすめです。

計算が苦手な子どもはたくさんいます。

このような子どもの場合、電卓を使って勉強すると計算問題を楽しく解くことができます。複雑な計算問題でも、電卓に入力する方法を覚えると簡単に正解できるからです。

また、計算時間を大幅に減らすことができてストレスを減らすことができ、集中して取り組めます。

基本的に、学校や塾では電卓は禁止されています。

学校の授業や定期テスト、入学試験など電卓は使えませんのでいずれ自分の力で計算しなければいけませんが、最初のうちは電卓を用いると子どもは楽しくてどんどん計算問題を解いてみたくなります。

電卓を取り入れながら、次の段階で自分で計算できるように徐々に繰り返し練習していくと効果的です。

教科書や参考資料は視覚的に目立たせる、またはシンプルにする

教科書やテキスト、参考資料をいくつかの色や蛍光ペンを使いながら目立たせて勉強する方法と、逆に色をほとんど使わないようにしてシンプルな資料で勉強する方法があります。

どちらが向いているかは子どもの特性から判断することになります。

勉強は、視覚的に理解したり暗記したりすることが最も大切です。

視覚的に子どもが見やすく、分かりやすく、学びやすく工夫すると理解が早くなります。

色を使いすぎてカラフルになりすぎて統一感がなくなってはいけませんので、親御さんがたまにお子さんのテキストやノートを確認してみて下さい。

基本的に、お子さんを尊重してお子さんが勉強しやすいようにすることが良い方法です。

でも、色の使い方のルールを決めて勉強すると効率よく進められるので、色の使い方については話し合ってみることも良いと思います。

逆に、色を使うことが向いていない子どももいます。

白黒でもシンプルにまとまっていると理解できる子どももいるので、このような子どもの場合は教科書や参考資料、プリントにはあまり色をつけないようにすると子どもには分かりやすくなります。

中学校の授業についていけなくなってしまった子供へのサポート方法まとめ

中学校の授業についていけなくなってしまった場合のサポート方法まとめ
  1. つまずきの原因となる箇所を見つけて学習し直す。
  2. 子どもの得意な方法で勉強する。
  3. スモールステップに分けて勉強する。
  4. 短い期間ごとに具体的な目標や計画を立てる。
  5. タブレット学習や電卓などを取り入れる。
  6. 教科書や参考資料は視覚的に目立たせるか逆にシンプルにする。

親御さんがサポート方法を試しても中学校の授業についていけない子供に改善がみられなかったら【ADHD、自閉症スペクトラム、学習障害】?

ちひろ先生

これまでご紹介した中学校の授業についていけない子供への対策やサポート方法を試したのに、それでもお子さんに改善が見られない場合、もしかしたらADHDや自閉症スペクトラム、学習障害(LD)などの可能性(傾向が強いこと)も考えられますね。
ADHD(注意欠陥多動性障害、注意欠如多動症)とは?
ADHDとは、発達障害の中の一つの種類のことで、「不注意」、「多動性」、「衝動性」の3つの特徴があります。これらの特徴は自分自身で上手くコントロールできず、そのことで周囲に理解されないことがあります。
自閉症スペクトラムとは?
自閉症スペクトラムとは、発達障害の種類の一つ(総称)で対人関係の難しさやこだわりの強さ、感覚の特徴などがあります。臨機応変に考えや行動を変えることが難しく、人と共感しにくいこともあり、集団生活でつまずきやすいという一面があります。
学習障害(LD)とは?
学習障害(LD)とは、知的に遅れはないのに計算や読み書きなどに著しい困難を示す状態のことをいいます。不得意科目や苦手分野は一人一人異なります。例えば、算数は得意だけど国語は苦手、計算は得意だけど文章問題や図形が苦手といったようにタイプは細かく分かれます。

今回ご説明した「学校の授業に授業についていけなくなってしまった中学生へのサポート方法」を実践しても、それでも上手くいかない場合は発達障害(ADHDや自閉症スペクトラム、学習障害など)の可能性があることも考えられます。

ご不安やお悩みを抱えていらっしゃるなら、お住まいの都道府県・指定都市の発達障害者支援センターや専門の医療機関などに相談することができます。

また、中学校の通常学級で難しい様子なら、特別支援学級への変更なども考慮して学校と相談していくことも方法の一つです。

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